口臭の原因について
口臭は、口腔内で排出されるガス、肺によって排出される臭気を含むガスが混じって呼吸排出されるものですが、
その原因は実にさまざまです。
口腔内に原因がある場合において最も指摘されるものが歯周病となります。
ガスのような口臭の場合は、殆どの方が歯周病にかかっているのです。
歯周病とは、一般的には歯肉の炎症によって歯茎から出血があったり、腫れたりする歯肉炎です。
歯周病は、歯磨きをきっちり行うことである程度予防することができますが、一度歯周病にかかってしまうと、
歯磨きだけでは治療することができなくなります。生活習慣を改善することが、歯周病による口臭を防ぐための第一歩となります。
また、口腔内の原因として、舌表面につく微生物の存在も挙げることができます。
微生物には独特の臭気を持つものもありますので、歯磨きの際には下の表面をしっかり磨くことも推奨されます。
口腔内に特に病状がないにもかかわらず口臭がする場合は、病気が原因である可能性もあります。
口臭を伴う病気が考えられる最も多い体の部位は胃です。胃潰瘍を患っていると、特にひどい口臭になってしまいます。
また、胃酸が出すぎることによって、口臭のほかに胸焼けや酸っぱいゲップなども症状として現れます。
胃潰瘍だけでなく、胃の病気の殆どは口臭を伴います。
その原因の多くはストレスにもありますから、慢性疲労や睡眠不足など、
ストレスに繋がる原因を解消していくようにしなければなりません。
そのほか、口臭の原因として挙げられる体内環境として空腹状態も該当します。
空腹で胃が空になっている低血糖の状態においては、胃で膵液の分解されたガスが発生し、口臭となって出てきます。
この口臭は一時的なものですので、アルカリ飲料を飲むようにして対策すると良いでしょう。
